出願前の商標調査は無料です

商標調査の目的は、第一に、その商標が権利化できるものかを判断することにあります。まず、絶対的に商標登録できないもの、つまりその商標が本質的に登録に適さないものか否かを判断することです。例えば、チョコレートに「チョコレート」という商標を登録しようとする場合です。 この場合、「チョコレート」は、そもそも商品であるチョコレートそのものを示す名称ですから、このような商標は、自分の商品を他人の商品と区別できる目印になっていません。 このため、需要者その企業が製造したチョコレートを再び購入しようとしても、目印がないのと同じですから、製造者の欄を確認したりしなければならず、購入の際には大変な苦労をするでしょう。
また、「チョコレート」なる名称はチョコレートを製造販売する全ての企業が使用できるようにしなければなりません。一企業に独占させるとまずいわけです。次に、商標調査の主たる目的は、第三者との関係で相対的に登録できないものを発見することです。 年間10万件以上の出願がありますので、類似する商標は多くあるでしょう。類似するものがなければ登録できる可能性がありますので、商標登録出願をお勧めします。 一方、残念ながら同じような先行商標が発見された場合でも、登録するためにはどのようにすればよいかアドバイスをさせて頂きます。

商標調査の第二の目的は、第三者の商標権との抵触を判断することです。先の例で、類似する商標が発見されたとします。すでにお客様がその商標を使用しているとなれば、その発見された商標権を侵害する可能性が高いと言えます。 そうなると、商標登録よりも、侵害対策をしなければならなくなります。 もちろん、弊所では回避策等についてご相談させて頂きますが、厳しい意見を言わざるを得ないこともあります。 放置してのちに大問題になるよりも、早期に手を打つべきです。このように商標調査では、登録可能性や侵害リスクを発見できるのです。

これらの調査は無料で行っております。なお、侵害対応については別途ご相談となります。商標調査は、海外進出される場合にも同様に行うべきものです。