汽笛が聞こえる事務所

行政書士の平出でございます。ビザ業務のほか、対日投資に関連した法人立上げからビジネススタートをサポートする外国企業・外国人お客様向けのサービスを行っております。私の回では事務所と横浜の街のご紹介をしたいと思います。

私たちの事務所は横浜港大さん橋手前・開港広場前スクランブル交差点の山下町1番地、シルクセンター国際貿易観光会館の中に所在します。 事務所創始者の松下らと、ここ山下町らしい国際色ある事務所を目指してスタートしました。徐々に行政書士、弁理士、税理士が集まり、 現在はそれぞれが専門を生かした業務を幅広く提供しています。

ところで「除夜の汽笛」をご存知でしょうか?大晦日の夜、横浜港に停泊しているボートやあらゆる船がいっせいに新年を祝う汽笛を鳴らすそうです。 何か取決めがあるわけでなく、古くはヨーロッパの海の先人たちの伝統が今に伝わる船の習慣みたいですね。 12月31日の深夜、山下公園に汽笛ファンが集まるようです。こういう年明けもいいですね。

さてこの汽笛、普段は、大型客船がその到着や出発を知らせるために鳴らします。
間近に汽笛が聞こえる事務所ですので、電話の会話が聞こえず、びっくりしたお客様が「かけなおしましょうか?」とおっしゃられた事もありました。
1859年の開港以来、横浜は外国との窓口でした。この街でJETRO、県や市の経済局ほか関係団体が誘致する外国企業のサポート業務に携わらせていただくことは 意義のあることだと思っています。実際、アベノミクスの影響で対日投資誘致が活発になり、ここ数年は多くの外国企業の方とお会いし日本進出方法や自国とのビジネス連携の相談をお聞きしました。外国企業が単独で投資するケース、日本企業との合弁、外国会社のまま進出する支店や駐在事務所、個人投資のケースなどご相談は多岐にわたるので、外国文書の認証、会社法、入管法、各種許認可など様々な法例や規則をリサーチして対応します。
一方で外国のお客様から横浜の魅力を教えていただきました。海上・地上の物流拠点、重工業からIT関連の有能な技術者が集まる人材拠点、新横浜駅・羽田空港利用の交通拠点、山手・中華街に派生する生活拠点、そしてコンパクトな都市機能など。
歴史をさかのぼってみても、1970年代のオイルショックによる貨客船事業の衰退と1980年代のプラザ合意による貿易拡大。第二次大戦での壊滅と戦後の米軍接収、 その後の昭和の高度経済成長。さらにさかのぼると1920年代の関東大震災による被害と復興。 幾多の浮き沈みを経験して成熟してきたことも横浜の信頼を高めているようです。

日ごろ外国との業務を行うものの、私は岩手県盛岡市出身で高校卒業まで港や外国とは 無縁といえる所で育ちました。岩手山をのぞみ鮭が遡上する川が流れる旧城下町です。 でも私個人が横浜とつながる話を盛岡の祖母がしてくれたことがありました。 先に亡くなった祖父のことですが、祖父が15歳くらいのころ家出をして、 数日後、横浜港の外国船の近くで保護されたことがあったそうです。 祖父は無事に盛岡に連れ戻されたわけですが、きっと祖父も汽笛を聞いたでしょうね。

日本での事業展開をご検討されている方がいらしたら是非当事務所をご紹介ください。そしてさらなる横浜の魅力を教えてください。
Please feel free to contact < hanako.hirade@gmail.com >.

Visa Specialist & Consultant for investing and setting up business in Japan Hanako HIRADE, Gyoseishoshi and Immigration Lawyer, Yokohama Central Firm

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