ドローンを楽しむための3つの壁
こんにちは!行政書士の松田です。 今回は今注目のドローンを飛ばすのに必要なモノについて書いてみたいと思います。 ドローンで空撮した映像を観ると、その美しい映像に心躍り、「自分も撮ってみたい!」と思いませんか?私もドローンを飛ばしたことがあるのですが、非常に簡単で、楽しく、クセになります。 2015年4月22日に、ドローンが首相官邸に落下してから2年が経過しました。皮肉にもこれを機にドローンは大きな注目を集め、ドローンで空撮をしたい!という方が増える一方、ドローンの飛行について政府も規制に動き始めます。
ドローンを飛ばすための壁その1
機体の用意
現在、ドローンの法規制を受ける機体は、200g以上の機体です(たまにインターネット上では200g以下は規制を受けないと記載されていますが、200gジャストは規制対象です)。そのため、現在は200gを下回る軽量の機体もたくさん出回っており、その性能も上がってきているようです。また、その価格の安さも魅力です。
hubsan x4 hd http://www.gforce-hobby.jp/products/H107C.html
zerotech dobby ※公式サイトが見つかりませんでした
ただ、軽量の機体は風の影響を受けやすく、撮影できる画像についても大分劣りますので、あくまでも試しにとか、気軽に飛ばしてみたいという方向けでしょう。
そして、やはり本命はDJI社のPHANTOMシリーズでしょう。
https://www.dji.com/jp/phantom
私が飛ばしたことがあるのもPHANTOM4でしたが、非常に安定しており、多少の風ではびくともしません。レバーを放した状態でもその場に滞空するので、初心者でも安心です。 ただし、価格は20万円前後するのと、もちろん屋外で飛行させるには申請が必要になってきます。
ドローンを飛ばすための壁その2
練習時間
ドローンの飛行申請をするためには、基本的に10時間の飛行経験が必要です。 飛行経験が10時間ないと飛行申請が出来ない、けど、飛行練習をするためには飛行申請が必要……という無限ループが生じます。 じゃあどうすればいいんだ!というと、屋内または申請が不要なエリアで飛行練習をすることになります。申請が不要なエリアとは、
1. 人口密集地でなく、
2. 人や物件から30mの距離が全方位で確保され、
3. 高度150m以下
4. 空港の周辺外
です。
まず「1.」の人口密集地かどうかは国土地理院http://www.gsi.go.jp/index.html の地図で確認するのが確実ですが、少々面倒ですのでSORAPASS http://www.sorapass.com/map/ 等のサイトでも確認できます。 「2.」の人や物件とは、飛行させる人や関係者を除く他人や、家や車など他人の所有物がドローンの半径30mに入ってはいけない、ということです。これはかなり厳しく、相当な僻地でないと成就しません。 これ以外にも飛行条件はありますが、場所についてこれを全て成立させるのはかなり困難です。 とすると、やはり屋内での飛行に落ち着く訳です。屋内は規制の対象外です(もちろん他人の所有する建造物内で飛行させる場合には、所有者の許可が必要になりますが)。 屋外でも屋内でも、申請無しで飛行させることが出来る練習場というのがインターネットで検索すると出てきますので、そちらに申し込んでみるのも一つの手でしょう。
ドローンを飛ばすための壁その3
そして最後がようやく申請です。練習場で飛ばすのも楽しいですが、空撮を楽しむのであれば、綺麗な景色を撮影したいですね。申請先は、飛行させる場所や高度によって地方航空局や各空港事務局です。 国土交通省のホームページで条件や申請方法が確認頂けます。 もちろん当事務所でもお手伝いすることが出来ます。 飛行させたい日が決まっている場合は、最低1ヶ月程度前までにご相談ください。
では、3つの壁を飛び越えて安全で楽しいフライトを!